FXで金利での利益を狙う


 FXは、外国為替市場の為替相場のレート変動を利用し、異なる2種類の通貨のペアを互いに売買することによって、その利益を求めていく投資取引になります。
この利益の求め方には二つの方法があり、通貨を売買しその為替差損益である狙っていく、いわゆるキャピタルゲインを求めていく方法と、通貨に設定されている金利を利用し、その通貨を保持し続けることによって利益を得続ける、インカムゲインを狙っていく方法になります。

FXでのインカムゲインは、通貨ペアになっている通貨にそれぞれ設定されている金利の差額であるスワップポイントがその対象になります。

多くのFX投資家は、新規注文を入れることで通貨を保持し、為替相場のレート変動でその通貨に評価損益が生まれるのを待ち、決済の注文で保持した通貨を解消して、その利益や損失を確定していくという方法で利益を上げていきます。
こうすることにより、短い期間で大きな利益を得ることができ、また通貨の保持時間を短くすることにより、為替相場のレート変動のリスクを減らすことができるからになります。

しかし、スワップポイントを求める取引方法は、このキャピタルゲインを求めていく取引方法とは大きく異なった投資スタイルとなります。
スワップポイントを求める投資スタイルでは、数か月から数年といった長い期間の取引きになり、この時間を使って一回の取引きを行っていきます。
スワップポイントは、金利の差額になりますので、取引きを始める際にはいくらかの注意点があります。

銘柄となる通貨ペアの選択としては、金利の低い通貨と金利の高い通貨の組み合わせを選ぶのが効果的になります。
また、取引きが長期間にわたるために、為替相場の変動リスクを少なくすることを望むのであれば、安定した経済基盤を持つ国の通貨を選択するのが望ましいでしょう。
一般的には、日本の円やスイスのスイスフランなどが金利の低い通貨としてよく用いられ、また、オーストラリアの豪ドルのような資源産出国の通貨や、トルコのトルコリラなどの高い経済成長をしている国の通貨が高金利の通貨として知られています。

実際に取引を行う際には、金利の低い通貨を用いて金利の高い通貨に対して買い注文をし、これを保持し続ける形をとります。
万が一、金利の高い通貨で金利の低い通貨を買って保持すると、金利差であるスワップポイントをコストとして支払わなくてはならなくなるために、しっかりと確認をしておくのがよいでしょう。

スワップポイントは、日ごとの集計で積み上げられていき、通貨を決済する際に一緒に清算されて利益として受け取ることができるので、あとはこの長期間の投資取引を継続していくことになります。

通貨を保持している間は、為替相場のレート変動に注意をしておく必要があり、また政策金利の見直しについても確認をする必要もあります。

金利については、これが変更されてしまうと、もらえる利益が少なくなってしまったり、金利差が逆転してしまえば、利益ではなくコストを積み上げていくことになります。
また、レート変動が大きくなって通貨に含み損が生まれると、取引業者が顧客の資産を守るために、注文を損失で強制決済することがあります。
こうなると、それまでのスワップポイントも、損失決済によって相殺されてしまいますので、長期取引を行う場合でも為替相場には常に関心を持っておくことをお勧めします。